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日本最古の神社「石上神宮」@奈良



奈良県天理市にある「石上(いそのかみ)神宮」。


日本最古の神社の一つで、古代豪族・物部氏の総氏神でもあり、大和朝廷の武器庫だったと記録も残る大和屈指の古社です。


主祭神は布都御魂大神(フツノミタマノオオカミ)で、神剣「韴霊(ふつのみたま)」に宿る御霊威のことです。


韴霊とは、古事記の国譲りの神話に登場する武甕雷神(タケミカヅチノカミ)が持っていた剣であり、初代天皇・神武天皇が即位される際(=神武東征)、大和に到着されるのを助けた剣でもあります。


その後、神武天皇は物部氏の遠祖・宇摩志麻治命(うましまじのみこと)に命じて宮中にて神剣・韴霊をお祀りされました。

第10代崇神天皇の勅命によって、物部氏の祖・伊香色雄命(いかがしこおのみこと)が現地、石上布留高庭(いそのかみふるのたかにわ)にお遷しして、お祀りしたのが当神宮の創め、とのことです。




石上神宮ではニワトリは、暁に時を告げる鳥として神聖視され、神様のお使いとされています。古事記、日本書紀にも登場しています。

約30羽のニワトリが境内を自由に歩き回っています。




楼門(重要文化財)と廻廊


拝殿(国宝)


第72代白河天皇が当神宮の鎮魂祭のために、永保元年(1081)に宮中の神嘉殿(しんかでん)を移築したもの。鎌倉時代初期の建立と考えられ、現存する最古の拝殿です。



摂社 出雲建雄神社


摂社 出雲建雄神社拝殿(国宝)


七支刀(国宝)


七支刀(しちしとう)は、石上神宮に伝来する古代の鉄剣。

左右に3つの枝刃が互い違いついた特異な形状から、武器ではなく祭事や儀式に用いられた儀刀あるいは呪刀と考えられています。


普段は非公開です。私は以前「大古事記展」で拝見させていただきました。




 

<石上神宮>

【住所】奈良県天理市布留町384

【電話】0743-62-0900

【サイト】http://www.isonokami.jp/

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