
■ 日本で初めてお釈迦様の教えを説いた聖徳太子ゆかり
奈良県大和郡山市にある額安寺(かくあんじ)。
飛鳥時代に聖徳太子の建立と伝えられ、大安寺の前身である熊凝精舎(くまごりしょうじゃ)跡ともいわれています。
平安時代には寺勢が衰えたが、鎌倉後期に西大寺の叡尊・忍性らにより再興されました。
忍性は叡尊の弟子で、鎌倉時代に戒律復興と社会事業に努めた僧。その遺骨は極楽寺(鎌倉)、竹林寺(奈良)、額安寺の3か所に分骨されました。
忍性の骨蔵器は瓶子のような独特の形のもので、竹林寺の忍性墓からも、額安寺のものと同形式の銅骨蔵器が出土しています。




宝篋印塔
銘のあるものとしては日本で二番目の古さ(1206年)。

仏舎利殿
インドのネール初代首相から手渡しされた仏舎利を安置。



本堂

御本尊の十一面観音立像。
写真撮影OKなのが、有難いです。



吉祥天立像

梵天立像

虚空蔵菩薩半跏像(重要文化財)
天平時代作の木心乾漆像であり、現存日本最古の虚空蔵菩薩像。
現在は、奈良国立博物館へ寄託されているので、こちらのお寺で見ることはできません。奈良国立博物館の仏像館で見ることができます。


パンフレット

<額安寺>
【住所】奈良県大和郡山市額田部寺町36 【電話】0743-59-1128 【拝観料】大人 400円 【サイト】http://kakuanji.jp/
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