石川県金沢市にある「観音院」。
北陸三十三ヵ所観音霊場の第十四番です。
観音院は「金沢」の地名の由来となった民話「芋掘り籐五郎」ゆかりの寺院で、芋掘り籐五郎が行基菩薩に願い、大和の長谷観音の同木で十一面観音を彫刻していただき、当寺を創建した、と伝わるそうです。
芋掘り籐五郎
聖武天皇の天平年間(740頃)加賀国野々市の里に藤五郎という善人が居り、芋を掘って暮らしていたので、芋掘藤五郎と呼ばれていました。
あるとき、藤五郎が掘ってきた山芋を近くの泉で洗ってみると、芋と共に砂金を見つけ、金洗沢で洗ったので「金沢」の地名がおこり、藤五郎は長者になりました。
御本尊は藤五郎の寄進と伝えられる、秘仏・十一面観世音菩薩です。
年に1度の「四万六千日」で御開帳されます。2021年は8月16日(月)
四万六千日とは、観音様の功徳日の旧暦7月9日のことで、この日にお詣りすると四万六千日分の功徳に相当すると云うことで、江戸時代からこの日のお詣りが盛んになってきました。
御朱印
普通の日にお参りに来ると、御朱印はいただけましたが、後は何も見れませんでした。
北陸三十三ヵ所観音霊場 第十四番
<長谷山 観音院>
【住所】石川県金沢市観音町3-4-2
【電話】076-252-6523
【宗派】真言宗
【拝観料】無料
【駐車場】普通車5台
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