■ 天孫降臨の伝説地「霧島神宮」
創建は6世紀とされ、もともとは高千穂峰付近にありましたが、度重なる火山噴火による焼失のため、正徳5年(1715年)現在の場所に、島津家21代当主・島津吉貴の奉納により再建されました。
■ ご祭神は天照大神の孫である「ニニギノミコト」
天孫降臨の神話の主、ニニギノミコトを主祭神として祀る神社。
天照大神の命を受けて、孫であるニニギノミコトが地上へと降臨し、地上界を治めることになったと言われる「天孫降臨」伝説。
三の鳥居を抜けて、本殿へ向かいます。
参道
■ 古事記の「天孫降臨」伝説
古事記に「筑紫の日向の高千穂の久士布流多気(くしふるたき)に天降りましき」と記載されています。
天照大神の命を受けて、孫であるニニギノミコトが地上へと降臨し、地上界を治めることになったと言われる「天孫降臨」伝説。
「天孫降臨」の地については、宮崎県北部の「高千穂峡」説、鹿児島県と宮崎県の県境に鎮座する霧島連山の「高千穂峰」説の2説があり、また、江戸時代の国学者であり、古事記の註釈書を書いた本居宣長は「初めに西臼杵郡の高千穂に、そして霧島山に遷った」という移動説も唱えていて、今も論争が続いています。
本殿
大杉のご神木 樹齢800年
日本で初めて新婚旅行した「坂本龍馬とお龍」。
その旅行先がここ霧島神宮。
■ 霧島神宮に伝わる宝物の「九つの面」
霧島神宮には宝物として九つの色違いの面が伝わっています。
霧島の九面は、古くから「工面」に通じ「工面がいい」「工面がつく」とされ、特に商工業者に信仰されてきました。
九バージョンある九面守も気になりましたが、「逆鉾九面」のお守りを購入させていただきました。
赤の面は「道開き、交通安全」、青の面は「学業成就、心身健全」、緑の面は「家内安全」等々、面の色によってご利益が違うそうです。
逆鉾九面なら全てを網羅ということで、よいでしょうか。
逆鉾九面(さかほこくめん)
天孫降臨の地と伝わる、高千穂峰頂上に降臨の際に目印にした「天の逆鉾」があり、それをモチーフにしています。
現在も高千穂山頂に天の逆鉾がありますが、もちろんレプリカ。
本物?の天の逆鉾は「霧島東神社」に神宝として祀られています。
霧島神宮の後は霧島東神社へ参拝しました。続く。
霧島東神社の記事
<霧島神宮> 【住所】鹿児島県霧島市霧島田口2608-5 【電話】0995-57-0001 【駐車場】あり 【サイト】http://www.kirishimajingu.or.jp/
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