万葉集の代表的歌人であり、編者ともされる大伴家持(718~785年)。 天平18年(746年)に越中守に任じられ、5年間、現在の富山県で過ごしました。
かつて、家持が政務をとった国庁跡にほど近い場所に、万葉歴史館はあります。
当時は橘氏と藤原氏の権力争いがあったので、左遷説もありますが、全国を転々とできたのは歌人としてはよかったのかもしれません。(他人事)
「万葉集」は奈良時代末期に編纂された20巻からなる日本最古の和歌集で、4516首の歌が収められています。
そのうち、大伴家持の歌は473首を占め、万葉歌人の中で一番多く、さらに越中時代の5年間の歌数が223首で、一番多い時期になるそうです。
万葉歌人として有名なのは、額田王、柿本人麻呂、山部赤人、山上憶良など。 個人的には額田王が好きです。キャラクターや背景も込みで。
館内は、大型スクリーンの上映や、万葉集の歌に合わせた動くオブジェ?みたいなものがあったり、なかなかお金が掛かっているな、という感じ。
でも横に添えられている現代語訳がいまいち読みづらかったりして、もうちょっと通いたくなる工夫は必要かも。勿体無いな、と思いました。
<高岡市万葉歴史館> 【住所】富山県高岡市伏木一宮1-11−11 【電話】0766-44-5511 【時間】9:00~18:00 【休業日】火曜日 【入場料】大人210円 【サイト】http://www.manreki.com/
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