山陰地方で唯一の現存する天守閣を有する「松江城」。
国宝指定された5城のうちの一つです(他は犬山城、松本城、彦根城、姫路城)。
黒い見た目から、姫路の白鷺城に対し、千鳥城の名があります。
松江開府の祖・堀尾吉晴が慶長12年(1607)から5年の歳月をかけ完成させ、堀尾2代、京極1代、松平10代の居城でした。
標高28mの亀田山の丘陵上に構成された平山城で、各所に袋狭間(ふくろはざま)が設けられ、関ヶ原の合戦が終わって間もない頃の質実剛健な構えと実戦本位の設計が特色です。
外堀
松江城(国宝)
最上階の天守閣からの眺め。松江市街地と宍道湖(しんじこ)が望めます。
宍道湖は、周囲約45km、全国で7番目に大きい湖。
古事記にも記述がある斐伊川(ひいかわ)の一部です。
斐伊川はヤマタノオロチのことではないか、という説もあります。
松江城内にある興雲閣(こううんかく)
明治36年(1903)に、明治天皇行幸時の御宿所として建設された擬洋風建築の迎賓館。
<松江城>
【住所】島根県松江市殿町1-5
【電話】0852-21-4030
【時間】8:30〜18:30(天守閣・4月〜9月)
【休館日】年中無休
【入館料】大人680円/小人290円
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