top of page

平安時代の浄土庭園が残る「毛越寺」@岩手



岩手県平泉町にある毛越寺(もうつうじ)は、850年(嘉祥3年)、中尊寺と同年に慈覚大師円仁が創建。


その後、大火で焼失して荒廃しましたが、藤原氏二代基衡(もとひら)から三代秀衡(ひでひら)の時代に再興されました。往時には堂塔40僧坊500を数え、中尊寺をしのぐほどの規模と華麗さであったといわれています。


奥州藤原氏滅亡後、度重なる災禍に遭いすべての建物が焼失しましたが、現在「大泉が池」を中心とする浄土庭園と平安時代の伽藍遺構がほぼ完全な状態で保存されており、国の特別史跡・特別名勝の二重の指定を受けています。


2011年には、「平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群-」の構成資産の一つとして世界遺産に登録されました。


本堂


浄土庭園



境内には平安時代の堂塔伽藍を偲ばせる、礎石等の遺構が多数残っています。

大泉が池を中心とした庭園も、平安時代の優美な作庭造園の形状を如実にとどめており、貴重な遺構として発掘調査が行われ、旧観に復されています。


洲浜


開山堂


毛越寺を開いた慈覚大師円仁を祀る堂。大師像のほか両界大日如来像、藤原三代(清衡、基衡、秀衡)の画像が安置されています。


常行堂



庭は大泉が池を中心に、ぐるっと一周できて広いです。

周囲に高い建物がないので、素晴らしい景観で、昔もこんな感じだったのかな?とタイムスリップしたかのような気分にもなれます。ただ池だけが見所とも言えるので、やや物足りなさも正直ありました。


 

<天台宗 別格本山 毛越寺>

【住所】岩手県西磐井郡平泉町平泉字大沢58

【電話】0191-46-2331

【時間】8:30~17:00

【入館料】大人700円/高校生400円/小・中学生200円

Comments


bottom of page