
大阪府吹田市の万博記念公園内にある「太陽の塔」。
芸術家の岡本太郎がデザインし、1970年に開催された日本万国博覧会のテーマ館の一部として建造された芸術作品です。
博覧会閉幕から約50年、内部は非公開(一部限定公開あり)でしたが、2018年3月19日から一般公開されるようになりました。事前予約制。

塔の頂部には未来を象徴する「黄金の顔」、正面には現在を象徴する「太陽の顔」、背面には過去を象徴する「黒い太陽」の3つの顔を持っています。カッコイイ〜!
夜は「黄金の顔」の目が光ります。


第4の顔「地底の太陽」
太陽の塔内部に入ってまず最初に現れる「地底の太陽」。万博終了後は閉鎖され行方不明となっていましたが、2018年3月からの内部公開に合わせて復元されました。
元の図面は残っておらず、詳細も不明でしたが、写真や関係者の聞き込みを元に、美術評論家の意見を交え微調整して制作されたそうです。



生命の樹
太陽の塔内部の中心、高さ約41mの「生命の樹」。生命を支えるエネルギーの象徴であり、樹の幹や枝には大小様々な292体の生物模型群が取り付けられ、アメーバーなどの原生生物からハ虫類、恐竜、そして人類に至るまでの生命の進化の過程が表現されています。

太陽の塔内部は「地底の太陽」と「生命の樹」エリアの一部のみ写真撮影可能で、それ以外は禁止されています。
「生命の樹」を囲んだ螺旋階段を数名のグループごとに上がっていきます。各エリアに係員の方がいらっしゃって、展示物の解説をしてもらえます。
決して頑丈な建物ではないので、各エリアごとに見学できる時間・人数に制限があり、もたもたしているとタイムオーバーになるので注意。慌てず静かに時間厳守で。
私が訪れたのはコロナ前だったので、特に気にしていませんでしたが、内部は窓がなく密封空間なので、今はさらに人数制限がされているのかもしれません。
2018年の一般公開まで紆余曲折あり、何度も頓挫しかけたり、大変な一大プロジェクトだったようで、当時の大阪万博のことをよく知らない身としては、感動値は足りてないような気もしますが、それでも感動するので、熱烈オススメします。太陽の塔グッズ、いっぱい買いました。
<太陽の塔>
【住所】大阪府吹田市千里万博公園1-1
【電話】0120-197-089
【時間】10:00〜17:00
【休館日】水曜日
【入館料】大人720円/小中学生310円
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