東大寺の法華堂。別名、三月堂。東大寺最古の建物。
東大寺のシンボルとも言える”奈良の大仏”が安置されている大仏殿より東に上がった場所に法華堂はあります。
東大寺には大仏だけでなく、見所はたくさんあります。
その一つが、法華堂の不空羂索観音立像。必ず見たいところです。
国宝・不空羂索(ふくうけんさく)観音立像
「不空」とは信じれば必ず願いが叶い空しい思いをさせない、という意味で、「羂索」は狩猟に使う縄のこと。
不空羂索観音はこの縄を使って、あらゆる人々を救ってくださるありがたい観音様です。
3つの目と8本の腕を持つ「三目八臂(さんもくはっぴ)」のお姿で、合掌されている手の間には水晶が納められています。
とても有名で、ファンも多い仏像です。私も好きです。
秘仏・執金剛神立像
毎年12月16日の1日だけ御開帳される秘仏・執金剛神立像。
不空羂索観音像の背後の厨子内に北面して安置されています。
口を大きく開けて怒号し、金剛杵を持つ右手を掲げ、左手は下げてきつく拳を握って、敵を威嚇する姿勢で躍動感あふれる武神。
長く秘仏だっため、表面の彩色や金箔もよく残ります。
12月16日の執金剛神立像・御開帳の日の写真
パンフレット
法華堂は不空羂索観音立像(国宝)だけではなく、須弥壇左右に立つ梵天・帝釈天像(国宝)、四天王立像(国宝)など天平彫刻の宝庫です。
<東大寺 法華堂(三月堂)> 【住所】奈良県奈良市雑司町406-1 【電話】0742-22-5511 【時間】7:30~17:30(4~10月)、8:00~17:00(11~3月) 【拝観料】600円 【サイト】http://www.todaiji.or.jp/contents/guidance/guidance5.html
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