愛知県豊田市にある「豊田市美術館」。
かつて挙母城(ころもじょう)のあった高台の一角に、建築家・谷口吉生氏による設計で、1995年(平成7)に開館されました。
20世紀美術とデザインの収蔵、現代美術の意欲的な企画展で知られています。
豊田市美術館は建築家・谷口吉生氏の代表作として知られ、鉄とガラスのシンプルな形態、水平・垂直の直線と矩形を基調とするモダニズムな建築です。
谷口氏の主な建築としては、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、東京国立博物館法隆寺宝物館、鈴木大拙記念館などがあります。
ダニエル・ビュレン「色の浮遊|3つの破裂した小屋」
美術館屋外にある、ダニエル・ビュレン氏によるインスタレーション作品。3つの小屋の内側がそれぞれ赤・黄・青、外側はいずれも鏡張りになっています。
豊田市美術館のために制作されたこの作品では、谷口吉生氏による建築の規則性を読み解き、その内と外と混ぜ合わせ、新鮮な空間体験を生み出しています。
かなり広大な敷地で、少し離れた駐車場から歩いて行くアプローチもワクワクしました。特別展も含めてとても素敵な美術館でした。
<豊田市美術館>
【住所】愛知県豊田市小坂本町8-5-1
【電話】0565-34-6610
【時間】10:00〜17:30
【休館日】月曜日
【入館料】常設展:一般300円、大高生200円、中学生以下無料
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