福井県小浜市にある「若狭国分寺」。
天平13年(741)に聖武天皇の詔で、奈良に東大寺、諸国に国分寺が建てられました。若狭国分寺もその一つで、東大寺より少し遅れて奈良時代後半8世紀中頃に創建されました。
10世紀中頃まで存在していましたが火災で焼失。その後、鎌倉時代に再建されましたが、戦国時代に焼き討ちにあい衰退。
釈迦堂(本堂)
古代国分寺の金堂跡に、現在の釈迦堂が建っています。
釈迦堂は、慶長15年(1610)に創建されましたが焼失。現在の釈迦堂は、宝永2年(1705)に再建されたものです。
本尊・木造釈迦如来坐像
像高318㎝、寄木造り
釈迦堂内に安置されています。軀部は鎌倉時代、頭部は江戸時代の作と推定されます。
福井県下最大級の巨像です。
薬師堂
木造薬師如来坐像(重要文化財)
鎌倉時代作、寄木造り、像高79.7cm
若狭国分寺の本堂左手にある薬師堂に安置されています。
パンフレット
<若狭国分寺>
【住所】福井県小浜市国分53-1
【電話】0770-56-2519
【時間】9:00〜17:00(12月~2月は予約のみ)
【拝観料】400円
【駐車場】あり
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